ねこは家の外を窓から眺めていることがあります。
何を考えているかは分かりませんが、
外の世界に憧れでもあるのでしょうか。
実家のとらじろうも、
外の世界に憧れどころか興味しか持っていません。
隙あらば外へ飛び出そうとウズウズしています。
まさに今、彼は青春の真っ只中。
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実はほんの数日前、姉から連絡がありました。
とらじろうが逃走した、と。
実家はとらじろうを完全室内飼いにしています。
しかし田舎なので戸締まりの概念がもともと薄く、
その中でも逃げられないようにと、
つっかえ棒をしたりフック式の錠をつけたりと工夫をしていました。
ところが気温が高くなるとどうしてもガードが緩くなってしまいます。
その結果、やんちゃ盛りのとらじろうは自分で窓を開けて出てしまったそうです。
そんな話を聞かされて当然わたしは遠方にいるくせに焦ったわけですが、
実はすでにちゃんと帰ってきてくれていたそうです。
帰った直後のとらじろう。
なんだかほんのちょっとの外出なのに、
妙に毛並みが荒れてしまっている気がする…。
すぐに帰って来てくれたのは、
家が恋しくなったからか、
それとも外の世界にビビって遠くまで行けなかったからか。
前者だと思いたいけれど、
実際は後者なんだろうなぁ、なんて微笑ましく思っています。
でもそれもちゃんと帰って来てくれるから。
お願いだからどこにも行っちゃわないでね。
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