上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト 日本ツアー2014!!

去る2014年の師走、わたしの好きなアーティストのライヴに行ってきました。
(2年ぶり2回目)


ALIVE (通常盤)(SHM-CD)


上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
feat.アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス
『ALIVE』 日本ツアー2014

今回はそのライヴが楽しかった、というお話です。
あまりにも長い記事になったので、
コーヒーでも飲みながらお読みいただければと思います。


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上原ひろみさんとの出会い!

上原ひろみさんとの出会いは知人を介してでした。
知人に借りたiPodの中に彼女の曲が入っていたのです。
もともとピアノを使った音楽が好きなわたしは、
ピアノの洗練されたテクニックと、
ジャズというジャンルにとらわれない自由な演奏に見事に魅了されました。

それから上原ひろみさんのアルバムを片っ端から聴きました。
好きな曲は延々とリピートし、
特に最近のアルバムはどの曲も好き!な状態になっていました。

初めてのライヴ、『MOVE JAPAN TOUR 2012』!

すっかりハマってどっぶりしていた時、
ちょうど上原ひろみさんが久々に日本でツアーをする、
という情報を得たのでさっそくチケットを取って行きました。
初めてのジャズライヴということで、
ジャズ自体初心者なわたしはどんな格好で行ったらいいのか
悩みまくった覚えがあります。
結局悩んだすえに格子柄のワンピースを着ていきました。
そして来場者の年齢層の高さや落ち着いた雰囲気も初めてで驚きました。

初めての生上原ひろみさんはすごかった!
彼女のアルバムの中で一番好きな『MOVE』のツアーだったので
それだけで大興奮でしたが、
ピアノを弾きながら動きまくる、歌いまくる、そんな彼女の生命力に圧倒されました。
そしてわたしはきれいな音に聴き惚れながら、
音を聴ける耳があることに感謝しました。

アルバム『ALIVE』の発表!

2014年に入って『ALIVE』というアルバムが発表されました。
上原ひろみさんのトリオ・プロジェクトによるアルバムで、
今のトリオになってからはや3作目。
上原ひろみさん自ら、「自分史上最高のアルバム」と謳うこのアルバムは、
聴いているほうも難しいだろうな、と分かるほどの曲ばかり。
どんどん技が洗練されて超絶技巧になり、
どんどんトリオの完成度も高くなっています。
新たな魅力に更にハマるわたし。
気づけばトリオメンバーのアンソニー・ジャクソンさんと
サイモン・フィリップスさんのことも好きになっていました。

アルバムが発表されたからライヴをするはず!
そう確信して公式サイトにかじりつく日々。
そして本当にライヴの日程が発表され、すぐさまチケットを取ったのでした。

やって来たライヴ当日!

その日はあいにくの雨。しかし来場者の熱気は盛り上がるばかりでした。
わたしはおなじみの格子柄のワンピースでキメて行きました。
あいかわらず年齢層が高い。
しかしその中には10歳に満たないであろうお子さん連れも!
上原ひろみさんを聴きこんでいる人や、
誘われて初めて聴きに来たような方もいらっしゃいました。
ワクワクとした雰囲気の中、
わたしはすかさずオフィシャルグッズ売り場へ向かいました。

『MOVE』ツアーの時にはCD・パンフレット販売しか
していなかったように思うのですが、
今回はなんとTシャツ販売がされていました!
迷わずゲットです。

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色はネイビーとボルドーがありますがボルドーを選びました。
バックプリントはツアーの日程です。

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シンプルだけどカッコいいデザインです。
ステージの配置順に楽器が描かれてあります。
今は観賞用として壁にかけてあります。

会場には上原ひろみさんがセレクトしたであろう昔のロックがかかっていました。
『MOVE』ツアーの時も思ったのですが、
どうやら彼女はLed ZeppelinやCreamなどの
60~70年代のイカしたロックがお好きみたいです。
わたしも!!

わたしの席は上原ひろみさんを背後から見る位置でした。
『MOVE』ツアーの時は2階席の正面でした。
最初はどうせなら正面から彼女が見られる席がよかったな、と思ったのですが、
ライヴが始まったらその考えは払拭されました。
背後からの鑑賞は、彼女の顔も指の動きもすべてが見られる
絶景ポジションだったのです。

始まったライヴ!

上原ひろみさんのステージ衣装はいつもかわいい!
セパレート柄のシューズが似合っていました。
わたしは彼女の背中の開いた衣装が好きです。
ピアノで鍛えあげられた筋肉が美しいと思います。

セットリストは以下のとおり。
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f:id:suminekoya:20150118110401g:plainf:id:suminekoya:20150118110527g:plain PLAYER
f:id:suminekoya:20150118110401g:plainf:id:suminekoya:20150118110545g:plain DREAMER
f:id:suminekoya:20150118110401g:plainf:id:suminekoya:20150118110601g:plain SEEKER
Interval
f:id:suminekoya:20150118110401g:plainf:id:suminekoya:20150118110610g:plain MOVE
f:id:suminekoya:20150118110401g:plainf:id:suminekoya:20150118110736g:plain Voice
f:id:suminekoya:20150118110401g:plainf:id:suminekoya:20150118110751g:plain WANDERER
f:id:suminekoya:20150118110401g:plainf:id:suminekoya:20150118110809g:plain Margarita!
f:id:suminekoya:20150118110401g:plainf:id:suminekoya:20150118110834g:plain FIREFLY
f:id:suminekoya:20150118110411g:plainf:id:suminekoya:20150118110401g:plain ALIVE
Encore
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今回のツアーはコンディション調整がよかったのか、
上原ひろみさんが絶好調だった気がします。
曲の仕上がりはもちろんですが、
ノリノリでいつもより客席に向けてのドヤ顔(もちろんいい意味で!)
多かった気がします。
ノッてるかい!的な感じで観客を挑発している印象です。

演奏中は始終、今この瞬間が最高に楽しい!ピアノが大好き!!
という彼女の気持ちがダイレクトに伝わって来ました。
だから聴いているわたしも涙が出るぐらい嬉しくなります。
彼女が楽しんでいることに喜びを感じるし感動をするのです。

アルバムと同じ曲はない!

今回のライヴで一番魂を感じたのは、アルバムとツアータイトルでもある「ALIVE」
この曲を作った経緯を話してくれたあと全力で弾いてくれました。
実はあまり好みとは言いがたかった曲ですが、
ライヴで聴いた曲はアルバム収録の曲にあらず。
本当にカッコよくて、“生きている”喜びを一緒に分かちあえた気がします。

ジャズのプレイにおいてアレンジはつきものです。
本筋のメロディラインはあるのでしょうが、
だいたいはアレンジパートで個性豊かな演出をしてくれます。
アルバム『ALIVE』の曲はどれもライヴ向けに作られたようで、
プレイの度に違う曲となってこの世に生まれています。
だからわたしがこのライヴ会場で聴いた曲は、
同じライヴ会場にいた人しか知りません。
今回のアレンジはどれもわたし好みで、ハートをがっちりとつかまれました。

上原ひろみさんから全幅の信頼を寄せられている
アンソニーさんとサイモンさんもまた、とても楽しんでいるのが伝わります。
「Margarita!」のイントロは最高に渋かったです。

「ピアノに、永遠に片思い。」

ライヴが終わり興奮冷めやらぬ中会場を出ようとすると、
スタッフがYAHAMAのリーフレットを配っていました。
上原ひろみさんのインタビュー記事が掲載されているものでしたが、
これがまた実に興味深い!

一番興味をひかれたのが、
「ピアノに、永遠に片思い。」という最初のキャッチコピー。
ピアノが弾けない、これといった特技もないわたしのような人間からしたら、
あんなに想い合っている関係もないと思うのに、彼女はきっぱりと言い切っています。
ピアノに片思い中であると。
ライヴの打ち上げでもセッションを始めちゃうという話もあるそうで、
本当にピアノが大好きなんだなと驚くほどです。
しかしそう思うからあんなに彼女はエレルギーを爆発させ、
必至でピアノに語りかけているのでしょう。
そこから生まれる素晴らしい曲がたくさんあることからも分かります。

このリーフレットには上原ひろみさんのルーツとも言える
8枚のアルバムタイトルが掲載されていたので、
出来る限り聴きたいと思います。

上原ひろみさんが楽しんでいる姿を見る!

上原ひろみさんのライヴは音楽を聴くだけじゃなく、
彼女が楽しんでいる姿を見るために行く、と言っても過言ではありません。
彼女がピアノに語りかける愛の囁きを聴きに行くのです。
本当に最高のエンターテイナーだと思います!
またライヴに行きたいです!!

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I Love Hiromi!!



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